「お母さん食堂」に対する署名活動に賛同できないワケ

ファミリーマートが展開する「お母さん食堂」というブランド名の商品について女子高生達が抗議の署名活動を起こした件。

「『お母さんが食事をつくるのが当たり前』というアンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)を助長しかねません。日本では女性が家事や育児をするものという価値観が強く、仕事を諦めざるを得ない女性も多いのが現状です。

『お母さん=料理』というイメージを変え、世の中のお母さんの負担を減らしたい。性別によって役割が決まったり、何かを諦めたりしなければいけない社会は嫌なんです。

コンビニは私たちの生活に根ざしていて、影響力も大きい。この名前を変えることが、ジェンダー平等な社会につながると思っています」

引用元:ヤフーニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/e689ec8443e50425e92b58a0678982f7013a8ae7?page=2

こういう事をする人って目立ちたがり屋なのかなと思う。私が学生の頃にもちょいちょい「人が逆らい難い理屈を付けて他人を責める奴」がいたけど、今回の問題提起をした女子高生達も多分、そういう類の人ではないかと思う。

何が言いたいのかというと「お母さん食堂」というネーミングに対して怒りの声をあげるのが当事者である「お母さん」であるならばそれは致し方のない事だったと思う。しかし、そのネーミングに抗議の声を上げたのが当の「お母さん」ではなく女子高生、という事に筆者は違和感を覚える。

目標10000人の署名に対して集まったのは7500人程だったそうで、今回の活動の不毛さを物語っている。

私が小学生の頃、Bさんがゲロを吐いた事があったのだが、私はその時彼女の隣の席だった。その日の帰りの会で「Bさんがゲロを吐いた時、秋之(=筆者)が机を避けた。それは何故か」とC君に糾弾された。私には何のことか分からなかったのだが、「Bさんが傷つくかもしれないから、Bさんがゲロを吐いたからといって机を遠ざけるな」とC君は言うのである。

この事に、当事者であるBさんもポカンとして困った顔をしていたように思う。

Bさんを傷つけてはいけない、という理屈はもっともである。しかし、当のBさん自身、私が机をBさんから遠ざけた(かもしれない)事に対して何も思っていなかったのである。それなのにC君だけが「秋之のせいでBさんが傷つけられた」とありもしない被害を妄想して怒っていたのである。

そもそも私が彼女から机を遠ざけたのが事実であったとして、C君の主張を認めるのならば「Bさんが吐いたゲロを避ける権利は私にはない」という事になる。それはそれで酷い話である。

今から思えばC君は「Bさんを傷つけるのはよくない」という「逆らい難い理屈」を盾にして私の事を叩きたかっただけなのだろう。しかも、自分一人で告発するのが怖かったのか、「班全員から」という形を取っていた(笑)

「お母さん食堂」に対して抗議の活動をした女子高生達も恐らくC君と同じ心理だったのだと思う。自分は良い事をしているつもりなのかもしれないが、その正義は極めて一方的であり、視野が狭いものなのだ。

「当事者ではないものが、第三者に対する『ありもしない被害』を妄想して抗議の声をあげる」という点で私の経験と今回の騒動は似ていると思う。

まぁ、例の女子高生達はいずれ「お母さん」になるのかもしれないし、まったくの無関係ではないのだが、彼女たちの主張が通ったとして、一体どんなネームの商品ならばよいのか。

ファミリーマート広報部は今回の署名について、「貴重な意見として受け止めております」と回答。その上で、 「お母さん食堂は、家族の健やかな生活を想って作った、美味しくて安全・安心な食事と食材を提供するブランドです。お客様にとって一番身近で美味しくて安心できる食堂を目指しています。

引用元:ヤフーニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/e689ec8443e50425e92b58a0678982f7013a8ae7?page=2

彼女達の言う通り、女性にばかり家事を押し付けるのはよくない。しかし、「お母さん=安全・安心」を求める人や、そういう人達をターゲットに企業が商品展開をする事自体は別に責められるような事ではないだろう。

「お母さん食堂」のネーミングが女性に対する家事の押しつけを助長するかもしれない、という主張はC君(当時小学生)の「ゲロを避けたらBさんが傷つくかもしれない」理論と同じくらいムリがあると思う。

※だからって当の女子高生達を直接叩くのはダメですよ! そんな大人げない事をする人は当時のC君以下です。

※帰りの会には「良かったこと嫌だったこと」というコーナーがあって、その日クラス内であった「良かった事」や「嫌だったこと」について何かあれば手をあげてみんなの前で発表する事になっていた。

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