金魚とバルサンのトラウマ
夏と言えば祭り!
祭りと言えば屋台、屋台と言えば金魚すくい!
…というワケで今日のテーマは「金魚(出目金)」です。
小学生だった頃、屋台でもらった金魚を飼っていたのですが、悲しいトラウマがあります…。
金魚にも色々種類があって、金魚すくいによくいる、赤くて細いやつは和金です。
小学生だった私は、金魚すくいにまれにいる出目金が欲しかったのですが、下手くそなので、自分ですくう事ができませんでした(ノД`)
金魚すくいでは、一匹も金魚が救えなくても、オマケで2、3匹くらい金魚が貰えるのですが(当時。今はどうか知らない)私が出目金を欲しがっていると、屋台の親切なおじさんが、真っ黒な出目金を一匹くれました!(≧▽≦)
私は大喜びして、出目金に「デメちゃん」と名前を付けて、デメちゃんが1日でも長生きしてくれる事を祈っていました…。
貰ってきて数日、あるいは数ヶ月で死んでしまう事が少なくない金魚ですが、デメちゃんは長生きでした。
このまま何年生きるのか、私は楽しみでした。
見たことある人もいらっしゃると思いますが、金魚が弱って死ぬ時はお腹を上にして苦しそうにもがきながら水面を泳ぎます…。
なかなかショッキングな光景です。
飼育し始めて3年ほど経ったある日…事件が起きます。
親が家にバルサンを焚いたのです。
家に帰って来た時、私はショックを受けました。
大好きだったデメちゃんが、お腹を上にして苦しそうに泳いでいたのです!
「デメちゃんが死んじゃう!」
子供心に悟った私は大泣きしました。
原因はバルサンでした。
「バルサン焚くとき外に出さなかったから…」と親もここで初めて過ちに気付いたようですが、時すでに遅し。
デメちゃんはそのまま、苦しそうに泳ぎながら死んでしまいました。
私は泣いて親に抗議しましたが、
「泣くなら自分で金魚を外に出せば良かっただろ!」と一喝されて何も反論できませんでした。
しかし、今から思えば当時小学生(三年生くらいだったかな…)だった自分に「バルサン焚くから金魚を外に出す」という発想をするのは困難だったと思います…。
学校では「バルサンは金魚には毒」なんて教えてくれないし、当時はインターネットもなかったし、そもそも「バルサン」自体が何かもよく分かっていなかったと思います。
多分、当時の親もバルサンについて「ゴキブリを殺す薬」ぐらいにしか思っていなくて、金魚に害を及ぼすとは考えていなかった&注意書きも読んでいなかったのだろうと思います(-_-;)
「忙しくて金魚を外に出すの忘れてた」と言っていた様な気もしますが、多分、それは言い訳で、実際のところは「バルサン焚くと金魚が死ぬ」という事を分かっていなかったのだろうな…と思います。(大事なペットの生死に関わる事を忘れてもらっちゃ困る)
今、ネットで調べると「バルサンは魚類には有害で焚いたら3日間はその部屋に入れてはいけない」と書いてあります…。
それほど強烈な毒だというのに、まさに焚いている部屋の中に放置してしまったのは本当にかわいそうな事をしてしまった…と思います(-_-;)
また、出目金の寿命は、うまく飼育できれば10年以上だそうで、バルサンさえ焚かなければ倍以上長生きできたのかもしれない…と思うと残念な限りです。
バルサンはゴキブリ退治には便利かもしれませんが、使い方を誤るとペットの生死に関わる危険な薬だという事です。
「知らなかった」や「忘れてた」では取り返しがつきません。
今はもう「金魚を飼いたい」とは思いませんし、飼ったとしても、大ちゃんが食べてしまうかもしれないな…と思います(^_^;)
バルサンを焚くことも、もう一生無いでしょう。
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