今日は靴の日!
靴を履いた猫といえば、「長靴を履いた猫」!
「名前は聞いた事あるけど、物語の内容はよく知らない…」という事で、ググってみました。
wikipedeiaによると、ヨーロッパに伝わる民話らしいです。今日初めて知りました(笑)
物語をざっくり説明
- ある粉挽き職人が死に、3人の息子にはそれぞれ粉挽き小屋、ロバ、猫が遺産として分けられた。
- 三男(カラバ侯爵)が「猫を食べてしまったら、後は何もなくなってしまう」と嘆いていると、猫が「心配要りませんよ。まず、私に長靴と袋を下さい。そうすれば、あなたがもらったものが、そんなに悪いもんでもないことが近いうちに分かります」と応えた。
- 猫は長靴と袋を三男から貰い、ウサギを捕まえて、王に「カラバ侯爵から王への貢ものです」と言って王様のご機嫌取りをした。
- 猫はオーガを騙して喰らい、オーガの土地と城をカラバ公爵のものにしてしまう。
- カラバ公爵の土地の広さに関心する王様。
- 姫がカラバ公爵に惚れる
- 王様公認のもと、カラバ公爵と姫が結婚。
- 猫も貴族になりハッピーエンド。
※1と2はwikipwdeiaからの引用。
感想と解説
「オーガさん、かわいそス…(ノД`)・゜・。」
…というのが読んだ直後の率直な感想でしたが、オーガは人名ではなく、伝承上の怪物です。日本で言う鬼みたいなところでしょうか。
…でもやっぱりかわいそス(^_^;)
三男(カラバ公爵)の「猫食う」発言は驚きですね…。当時のヨーロッパには、猫を食べる習慣でもあったのでしょうか??
そんな物騒なカラバ公爵に忠誠を誓う猫も凄いですね…。
ちなみに何故猫が「長靴を履く」のかというと、当時のヨーロッパでは長靴とはブーツの事であり、貴族の象徴だったからだそうです。(参考リンクは下部)
現代人は、長靴やブーツを履いても貴族にはなれません。よく言えば当時より物資に恵まれているという事なのでしょうが、やっぱりちょっと残念⁉
また、3兄弟で三男が得をする本作は「末子成功譚」の一つです。
「兄に勝る弟はいない」という説もありますが、昔話や現代の漫画やアニメでもむしろ、弟が兄(or妹が姉)に勝つ物語の方が多いのではないかと思います。
兄弟(or姉妹)で競い合っていた場合、「兄に勝る弟はいない」説を採用しているのか、「末子成功譚」なのかを見るのも、物語の楽しみ方の一つかもしれません!?
私の知っている「兄に勝る弟はいない」説採用の作品
- スーパーマリオブラザーズシリーズ(マリオとルイージ)
私の知っている「末子成功譚」の作品
- 三匹の子豚
- シンデレラ
- シャーマンキング(葉王と葉)
- メルヘヴン(ディアナとドロシー)
- ローゼンメイデン(厳密に言えば末っ子ではないが、7姉妹の内、5番目の子が勝利する為、ややこっちより)
他にも思い出したら、随時追加するかもしれません。
参考リンク
「長靴をはいた猫」はなぜ長靴をはく必要があったのか?あらすじや教訓も考察