ダークファミリー(仮)第9話「3人の反逆者」

…次回に続く。

作者コメントも書いた方がいいのか書かない方がいいのか分かりませんが、子供の頃に買った漫画の単行本には作者コメントがある方が嬉しかったので、私もコメントを書いておきます。

今回は日本で一般的に広く「正しい」と信じられている事について「NO!」と言いつつ作品世界観やキャラクターの性格を表現できたらいいんじゃないかと思って話を描きました。

「学校に行くのは子供の義務」と作中で描いたので「子供にあるのは学校に行く“権利”であって“義務”を負っているのは親の方!」と思う方もいるかもしれませんし、タテマエ上はそうなっているのですが、実際には「学校に行かない子供」は「不登校」というレッテルを貼られて「良くない状態」と見なされるのが現状なので実際には義務を背負わされているのも同然ではないかと思います。

未だに「学歴フィルター」が話題になる通り、この社会は「どの学校に行ったか(≒卒業したか)」という事が問われますし、この社会は「学校に行って労働者になる事」が9割の人の前提になっているので「学校に行かない」という選択肢が子供自身にとっても親にとっても社会システム上許されていないのが実情だと思います。

学校は子供たちのためにあるのではなく、子供達を国や会社にとって「都合のいい労働者」にするためにあるのであり、だからこそ規則で縛ったり「みんなと仲良くすること」を強制こそすれ、労働基準法や生活保護の取り方など「個人が生きていく上で本当に必要な制度」については教えてくれません。

だから「不登校」という問題を解決するには「不登校」そのものをなくすよりは「学校に行って労働者にならないと生きていけないシステム」そのものを変えた方が良いだろうと私は思います。具体的にはベーシックインカムの導入ですかね。勿論それは「何も学ばなくて良い」という意味ではないですよ。

ベーシックインカムを導入しないにしても、何を学びたいか、何をやりたいかは人それぞれ違うと思いますし、今はインターネットもあるので学校に行かずとも各々が労働基準法や生活保護の取り方など自分の権利を学んだうえで、「自分の本当に学びたいこと」を学べる社会になって欲しいものです。例えば私だったら、やっぱり子供の頃に絵の勉強をしたかったですね(^_^;)

かつての私の様に「学校」という施設や制度のせいで苦しい、辛い思いをする子供がいなくなることを願っています。

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ダークファミリー(仮)第9話「3人の反逆者」” に対して 2 件のコメントがあります

  1. イクリプス より:

    殺人や死刑制度をテーマにしましたか…
    なんだか、タイムリーかもしれませんね。
    おそらく大抵の人は死刑制度に賛成するでしょうが、だからといって死刑の存在が正しいとは限らない。
    世界的には廃止している国が多いですが、だからといって廃止が正しいとも限らない。難しいものです。

    一応、学校というものは適応できる人間のほうが多数派ではあるんでしょうね。
    だからこそ適応できずにいじめを受けたりトラウマを背負ったりする少数派の子は蔑ろにされる。
    そして世の中のシステムを作るのは「多数派」側の人間なのでいつまでも「少数派」側が尊重されないんでしょうね…。

    学校は古いシステムとよく言われますが、その更に昔の寺子屋はそれぞれの子供のやりたい職業に合わせて教育をしていたそうです。
    今の時代こそそれに回帰するのもいいんじゃないかと思うんですけどね。

    1. 秋之ルイ より:

      イクリプスさん

      こんにちは。いつもコメントありがとうございますm(__)m

      >世界的には廃止している国が多いですが、だからといって廃止が正しいとも限らない。
      死刑がない国ではその場で射殺などもあるらしいので、実質死刑みたいなものですしね(汗)

      第9話のガルナは「死刑制度に賛成する典型的な日本人」として描いたつもりです。私は日本もそろそろ死刑は廃止にしても良いのではないかと思うのですが、彼が死刑の廃止について最後まで反対していた様に、日本ではなかなか死刑の廃止にはならないのではないかと思います。

      >世の中のシステムを作るのは「多数派」側の人間なのでいつまでも「少数派」側が尊重されない
      まさしく仰る通りですね。「民主主義は多数派が間違えばみんなが自滅するシステム」だと指摘している方をお見かけしましたが、まさにそこが民主主義というか多数決の欠点なんですよね。今は昔よりは少数派の意見も尊重してくれる社会になりつつあるとは思うのですが、まだまだ厳しいのが現状ですかね。

      >昔の寺子屋はそれぞれの子供のやりたい職業に合わせて教育をしていた
      そうだったんですね。昔の方が自由ですね(汗)。確かに、今こそそこに回帰して欲しいものです。

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