さらざんまい第7話感想
しょっぱなからあやし過ぎる展開でワロタwww(ほめ言葉)
あおはるな友情
よく笑うようになった一稀。
サッカーにも復帰し、「また二人でサッカーができる」と喜ぶ燕太。
そこへ現れた久慈(=悠)に「サッカー一緒にやろう」と声をかける一稀と燕太。
三人で仲良くサッカーを楽しむ。
…しかし彼らの遊びの場は、何者かによって汚されてしまう。
「誰がこんなことを…!」と憤る燕太。
「三人で直そう」という久慈と一稀。
三人で仲良く清掃して、サッカー場は元通り。
しかし後日、またゴミだらけにされてしまう。
「俺たちに対する嫌がらせか」
と確信する久慈。
「もう一度三人で清掃しよう」
と提案する一稀。
しかしその時、久慈の兄に危機が!
「もうこの町にはいられない」
と二人に語る久慈。
「希望の皿で、悠の兄を助ける。だから悠はここにいてくれ」と彼に希望の皿を渡そうとする一稀。
燕太も「一稀の願いだから」と久慈を助けることに同意する。
「さらざんまい」で三人が繋がりあったと確信する一稀と視聴者。
「すごく分かりやすくて『あおはる』な男同士の友情譚だなぁ(女同士だったらここまでうまくいかないかもなぁ…)」と思っていたら、最後にまさかの…(^^;)
燕太の愛憎
何者かによって奪われてしまった「希望の皿」
…つーかそんな所に隠してたのか(^^;)
てっきり各人で持っているのかと思ったぜ。
セーラームーンでいう「幻の銀水晶」、ピンドラでいう「運命日記」並みに超重要・大事なアイテムだというのに、管理がずさん過ぎね~?(笑)
「またカパゾンビの仕業か⁉」
とカッパに変身する三人。
いつも通りカパゾンビを倒したが、衝撃の事実が「漏えい」する。
なんと、サッカー場を汚したのも、希望の皿を奪ったのも、その犯人は燕太だったのだ!
『なんで』と疑問に思う一稀と久慈。
「ちっくしょー、久慈のことばっか気にしやがってー!!」
悔しそうな燕太の絶叫でED。
「彼氏を他の女に盗られた女子」みたいな反応でしたが、男性(男の子)でもやっぱりこうなるんですね。勉強になりました。
…しかし、「漏えい」するまで何の違和感・疑問も視聴者や一稀たちに抱かせずに久慈と「友達」として振る舞っていた燕太の心が嫉妬にまみれていたとは、驚きです。
燕太くん、こっわ…!😱
…しかし、燕太が久慈に対してまったく友情を感じていないかといえば、多分そんな事はないんじゃないかと思います。燕太にとって久慈は「友達だけど、好きな相手(一稀)を奪った敵」でもある、まさに愛憎!
仲良しトリオって漫画やアニメの世界だと定番ですが、現実だとなかなか良好な関係を維持し続けられないんですよね、分かります。(だいたい一人の盗り合いになる)
そういう意味で、燕太の心理描写はとてもリアルでした。
玲央真武サイド
本当の玲央は残念ながら故人で、今の玲央はカワウソ帝国によって作られた機械(玲央やカワウソ技術庁長官曰く人形)だという事が判明しました。
「本当(=人間)の真武」の復活を願っていた玲央は、機械の真武を受け入れられない。
しかし、生前の真武と同じ容姿・再現された人格を持つ人形の真武を玲央は殺すことができない…。
「受け入れられないけど、殺せない」ジレンマに苛まれつつも、玲央はカワウソの指示する通り「欲望エネルギー」を集め、人形真武の延命を決意するのだった…。
それにしてもこのカワウソ、かわいくないwww(敵キャラだからある意味当然かもしれませんが)
「欲望エネルギー集め」はともかく、「機械によって故人が再現される」というのは近未来で有り得そうですね。
人間と機械が融合してポストヒューマンになり、死自体を克服するようになるという説もあります。
現在の真武はもしかしたら完全な機械(=人形)ではなく、機械と融合したポストヒューマンなのかもしれません。
それはともかく、玲央と真武とカワウソ技術庁長官の関係が、「ピンドラ」の冠葉と陽毬と眞悧(さねとし)にしか見えません(^^;)
「ピンドラ」では、眞悧が陽毬を延命するのと引き換えに、冠葉に悪いことをさせていました。
多分、この三人のリメイクなんでしょうね。
決定的に違うのは、冠葉にとっての陽毬は「本物で守るべき人」でしたが、玲央にとって真武は「守りたかったけど守れなかった人のまがい物」なんですよね。
玲央の、真武に対するジレンマが今後どういうストーリーになるのか、楽しみです。
※画像はすべて「amazonプライム」より。
見逃した方も大丈夫! 2019年5月現在、amazonプライムでなら「さらざんまい」が見放題! アニメの放送と半日遅れで更新されていて、30日間なら無料で使えます。その間にキャンセルすれば料金もかかりません。未視聴の方は是非!