さらざんまい第8話 感想
だんだん話が重くなってきて、感想を書くのが辛くなって来ました…。
つまらないという意味ではないですよ。むしろ面白いんですけど、重すぎて受け止めきれないといいますか…(^^;)
一稀のミサンガは「善意の贈り物」?
悠の兄、誓と偶然知り合った燕太。
…何故彼が悠の兄だと分かったんだ⁉(^^;)
誓から一稀のミサンガがもともと悠から託されたものだったと知る燕太。
この展開、既視感があります。
本作のミサンガは、劇場版セーラームーンRの花であり、輪るピングドラムのピングドラムなのだと思いました。
セーラームーンでは、幼き日のうさぎが衛に贈った花が、巡り巡ってセーラームーンのもとへ返ってきます。
ピンドラでは、冠葉が晶馬に渡した半分のりんごが、巡り巡って冠葉のもとへ返って来ます。
幾原監督作品では、「最初に善意の贈り物をした当人に、巡り巡ってそれが返って来て救われる」という事が2度に渡って描かれています。
善意の贈り物とはつまり「愛」で、過去に他人を救ったことでセーラームーンや冠葉は後に救われる…という展開でした。それが本作ではミサンガとして描かれているのではないでしょうか。
一稀のミサンガが悠からの贈り物だったと知った燕太は、先週の嫉妬ぷりはどこへやら、「なんで気づいてやらないんだ!」と一稀にくってかかりますが、数年(3,4年位?)前に一瞬会っただけの相手の事なんて覚えていないわな、フツーは(^^;)
「見知らぬ誰かからミサンガをもらった」ことはさすがに覚えていると思いますが、それが悠だと一稀が気付かないのはちょっと仕方ないかなと思う面はあります。
一方の一稀は「燕太が裏切らなければもう悠を救えていたはずなのに! 絶交だ!!」
と大激怒。
そこへ玲央がやって来て、一稀を庇って燕太が撃たれてしまいます。
「彼のメガネはそのためにあったのか!」
ってくらい、撃たれたダメージの演出は「メガネ」でしたね(^^;)
「だめだ…うそでも言えねーよ…嫌いだ…なんて…」
今嫌いって言ったじゃねーかとか野暮な突っ込みをする間もなく、一稀の腕の中で力尽きてしまう燕太。
一稀は絶叫し、ED.
「灯台元暗し」という言葉の通り、一稀にとって燕太は近すぎてありがたみを感じ辛い存在だったんでしょうね。
今回何度も「切れてはじめてつながっていたことに気づく」と言われていましたが、まさに一稀は「失ってはじめて燕太のありがたみに気づいた」のでしょう。
つながりたいけど、もう会えない
悠もその名の通り「とおい」ところへ行ってしまい、燕太は生きているのか死んでいるのかも分からない状態。今後3人はどうなってしまうのでしょうか。
玲央と真武は本当の警察ではなく、そのコスプレをしているだけという事が今回判明しました。
大事な身内を守るためなら容赦なく他人を切り捨てる玲央は、ピンドラ後半の冠葉そのものだなぁと思いました。
一稀と燕太を襲い、皿を奪う玲央。それにしても恐過ぎます…。
よく言えば「悪役の鑑」ですが…(^^;)
今回はミュージカルシーンが無かったのが、ちょっと寂しいですね。
※画像は「amazonプライム」より。
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