映画「ねこ物件」感想

あらすじ

幼い頃に両親を亡くし、家族は祖父・幸三と2匹の猫、クロとチャーだけ。祖父の他界で仕方なく始めた“猫付きシェアハウス”。

狭い世界で生きて来た二星優斗の人生は新たな一歩を踏み出したー。

「ねこ物件」映画パンフレットより引用。

画像引用元:https://neko-bukken-movie.com/

猫をテーマにしたフィクションのドラマは、登場する猫はかわいいものの脚本はお粗末な作品も少なくない印象ですが、本作はちゃんと脚本も作り込まれている良作だと思います。

イケメンと猫をウリにしているので猫好き女性がメインターゲットなんでしょうね。

先にTVドラマ版があって、映画版はその続き…というか、ドラマ版が前編なら映画版は後編、みたいな感じでTVドラマ版では明らかにされなかった主人公の秘密や「ねこ物件を始めた本当の理由」が明かされます。

その為、ドラマ版を見てから映画を視聴した方が良いです。

筆者は先にドラマ版を見てから映画版を見たのですが、(筆者がドラマ版をながら見をしていた事もあり)シェアハウスに住むことになった男性たちが誰が誰だかあまり覚えていなかったので映画のストーリーに若干のめり込めない感はありました(^^;)。

何か大きな事故や事件が起こる・誰かが死ぬといった事は起こらず、始終淡々とお話が続くので人によっては退屈に感じてしまうのかもしれませんが、そういう刺激の強いことを起こさないで人情味溢れるストーリーを約90分の映画にまとめたのが本作の凄いところでもあります。

映画では優斗がねこ物件を始めた理由は生き別れの弟、雅斗を探すためだと明かされ、彼に自分の事を気づいてもらうためにSNSでねこ物件の宣伝をはじめ、それが功を成して「二つ星ハイツ」への入居希望者が1000人を超えます。優斗は「希望者全員と面接する」と言い出すのですが、「いや、弟の顔は覚えていなくても名前は分かっているのだったら“雅斗”という名前の男とだけ会えよ」とそこはツッコミを入れたくなりましたが(^^;)

バカでも分かるような安直なハッピーエンドにはせず、ややビターな終わり方だったのは良かったと思います。

そんなワケで本作は「ねこが好き」な方(とくに女性)であれば、必見…とまではいきませんが、「機会や興味があれば見る事をオススメ」したい映画です。

パンフレットを購入したところ、主人公が劇中で作成していた料理のレシピが載っていたのも嬉しいポイントでした(笑)

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